Spheryx社独自の特許技術であるTotal Holographic Characterization®(THC)法により、個々の粒子を検出し、その粒子の粒子径と屈折率を同時測定します。
粒子の屈折率より、粒子成分を識別し、各々の成分の粒子径分布を表示できます。
粒子を1個ずつ計測するため、正確な粒子個数濃度を算出します。
屈折率情報から単一粒子と凝集粒子の区別が可能です。
試料測定のための特別な試料調整や校正は必要ありません。測定セルに試料をセットし、スタートボタンを押すだけで、簡単に測定できます。
測定セルxCellは、8試料をセット可能な使い捨てセルです。完全にコンタミフリーで測定できます。勿論、測定部の洗浄も必要ありません。
試料の測定は、マイクロ流体力学を応用し、独自に設計された使い捨てセルxCellを用いて行います。xCellは8検体の試料測定に対応します。
装置本体のトレイに測定セルxCellを載せ、スタートボタンを押すだけで、簡単に測定を行えます。
xSightは、上述のTotal Holographic Characterization®法(THC法)を用いて、多成分系の懸濁液中の粒子を識別し(粒子径が等しい場合でも)、各粒子の粒度分布を求めることができます。
この革新的な技術は、精密で信頼性の高い多くの情報を得ることで、複雑な試料中の懸濁粒子の正確な定量測定を実現させます。下図に、9種類の粒子を含む試料の測定例を示します。 この結果は、Total Holographic Characterization技術が、異なる組成と粒子径の分布を同時に測定する能力があることを示しています。
屈折率の違いにより粒子を識別します。縦軸は屈折率、横軸は粒子径、色は濃度を表します。黄色の部分が最も粒子数が多い領域になります。
THC法は、広範囲の濃度での、正確な粒子濃度測定を実現させます。
下図は、標準試料における103〜107粒子個数/ mLの測定濃度と公称濃度を比較した図で、双方が一致していることを示しています。
xSightは、以下のアプリケーションにおいて、有用な情報を提供します
測定粒子径範囲 | 0.5~10μm |
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測定感度 | 103粒子個数/mL |
試料濃度 | 104~107粒子個数/mL |
試料量 | 25~35μL |
測定温度 | 室温~40℃(±0.3℃) |
試料粘度 | 1~20cP |
測定試料数 | 8検体 |
寸法 | 55.9cm×21.6cm×30.5cm(L×W×H) |
重量 | 14kg |
使用環境温度 | 20~30℃ |
オートサンプラーxStreamを使用することで、96検体の全自動分析に対応します。