濃厚系ゼータ電位測定器 ZA-500 / ZetaFinder

概要

ZA-500および、ZetaFinderは、ESA法(電気音響法)により、サンプルを希釈することなくゼータ電位を測定します。
ZA-500は、高感度かつ高分解能モデル、ZetaFinderはお求めやすい価格のモデルになります。
双方とも温度計、pH計、電気伝導度計を装着でき、かつ攪拌しながらの測定が可能、滴定装置と組み合わせることで、分散剤の評価やゼータ電位におけるpHプロファイルを容易に作成することができます。

ZA-500,ZetaFinder_挿入画像-1

特長

  • スラリー、エマルションを希釈することなく原液のままゼータ電位を測定可能
  • 攪拌しながらの測定が可能(沈降性のあるサンプルの測定も対応可能)
  • 色の付いたサンプルの測定も可能
  • 水系、有機溶媒の双方に対応可能
  • 短時間測定(1回の測定は、わずか数秒)
  • ゼータ電位と共に、サンプルの温度、pH、電気伝導度を同時測定
  • 自動滴定装置と組合わせによる測定が可能
  • 粒度分布測定対応機種もあり(Zeta-APSページへ

    4つの測定モード

    1. シングルポイント測定
      固定条件でのゼータ電位を測定します。
    2. タイムシリーズモジュール
      ゼータ電位の経時変化を測定します。
    3. 濃度シリーズモジュール
      自動滴定装置(オプション)を用いて、分散剤等を一定量ずつ加えながらゼータ電位を測定します。分散剤の効果を調べるのに最適です。
    4. 電位差滴定モジュール
      自動滴定装置(オプション)を用いて、酸もしくはアルカリの自動滴定を行うことで、pHプロファイルを容易に作成でき、等電点を容易に求めることができます。

測定例

アルミナスラリーのゼータ電位の自動電位差滴定測定

測定結果画面イメージ

サンプルを攪拌しながら、自動滴定装置を使用することで、各pHのゼータ電位を連続的に簡単に測定することができます。
赤線がゼータ電位、青線が電気伝導度の数値を示します。等電点も簡単に求めることができます。

仕様

仕様表
ゼータ電位測定範囲 限界値はありません
適応試料濃度 0.1 Vol%~60 Vol%
必要試料量 30 mL以上(標準)、3 mL以上(オプション)
測定対応粒子径 0.1 nm~30 μm
測定対応溶媒 水系(pH:0~14)、有機溶剤(オプション)
適応試料粘度 流動性があること
寸法(cm) 31(W)×41(H)×60(D)

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