DynaProPlateReaderⅢは、動的光散乱(DLS)と静的光散乱(SLS)の双方の測定に対応する世界唯一のプレートリーダー型光散乱測定器です。動的光散乱法による粒子径分布測定、静的光散乱法による分子量測定を迅速に行え、ハイスループット光散乱測定を実現させます。
高出力半導体レーザーと高感度検出器を標準搭載し、高感度分析を実現します。
光散乱測定に要している時間を大幅に短縮できます。
温度設定条件を設定
測定
測定条件を設定し、分析をスタート
各試料の測定結果を色分けし、結果を視覚的に捉えることができます。
各試料の粒度分布も確認できます。
溶液条件の検討のみならず、多検体試料の経時変化や温度安定性の評価も全自動で行えます。
温度上昇による粒子径の変化を表示しています。
オンボードカメラにより、測定時の試料の状態を観測できます。測定時の試料の観測は、測定結果の解釈を補足的にサポートします。
希薄溶液中に分散している粒子は、液中でブラウン運動をしています。ブラウン運動は、粒子の大きさに依存し、小さな粒子は早く、大きな粒子はゆっくりとランダムな動きをしています。そのような粒子に光を照射した際に得られる散乱光は、分子サイズに依存した揺らぎを持ちます。動的光散乱法は、この光散乱強度の揺らぎの時間依存から、散乱強度の自己相関関数を求め、そこから拡散係数(Dt)を求めます。拡散係数(Dt)と流体力学的半径(Rh)の関係は、ストークス・アインシュタインの式で表され、試料の粒子径を求めることができます。
適応プレート | 0.2 ~ 2500nm (バッチ測定) | |
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動的光散乱測定部 | 測定粒子半径範囲(流体力学的半径) | 0.5~1,000nm |
最低濃度(@14kDタンパク質測定時) | 0.125㎎/mL | |
静的光散乱測定部 | 測定分子量 | 1~1,000kDa(球状タンパクの場合) |
最低濃度(@6.7kDタンパク質測定時) | 0.125㎎/mL | |
レーザー波長 | 830nm | |
レーザー出力制御 | 10~100% | |
温調 | 4~85℃ | |
コーリレーター | 512チャンネル、マルチタウレイアウト100n秒サンプリングタイム | |
寸法 | 600(L)×360(W)×250(H) |