近年、次世代の治療法として研究が盛んに行われている遺伝子治療に利用されるアデノウイルス随伴ウイルス(AAV)ベクターをサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)に多角度光散乱検出器(MALS)及びUV、示差屈折率(RI)検出器を備えたシステムを用いて解析する手法を紹介します。
本手法は、以下の情報を、短時間、簡便な操作で、かつ再現性も高く得ることができます。
・AAV(DNAが内包されたものとされていないものの双方)の分子量
・粒子個数濃度(粒子個数/mL)
・DNAが内包されたAAVの割合
・凝集体の定量