粘度検出器  ViscostarⅢ

粘度検出器 ViscostarⅢ

ViscoStarⅢは高感度、高安定性を実現させたGPC(SEC)分析用の次世代オンライン差圧粘度検出器です。

お手持ちのGPC(SEC)システムと接続し、各種合成高分子、生体高分子の固有粘度、分子サイズを求めることができます。

SEC-MALSシステムと組み合わせることで、各種高分子の溶液中のコンフォメーション解析や分岐度解析を行うこともできます。溶媒適応性に優れ、水系から溶剤系まで幅広い移動相に対応します。

 


【測定項目】

・固有粘度(極限粘度)

・流体力学的半径

・Mark-Houwink-桜田プロットの作成

・各種高分子の分岐度

 


【特 長】

・高感度分析を実現

・広いダイナミックレンジ

・幅広い溶媒対応性

・ピーク拡散の最小化を実現

・ポンプパルスサプレッション機能によるポンプ脈動の抑制

・キャピラリーブリッジバランスの自動調整機能を内蔵

 

 


【アプリケーション】

◆Mark-Houwink-桜田(MHS)プロットによるコンフォメーションの変化の確認

Mark-Houwink-桜田プロットは、固有粘度と分子量の関数で、溶液中の高分子のコンフォメーション(分子形態)を明らかにします。ここでは低分子、中分子、高分子デキストランのMALS検出器で求めた分子量とViscoStarⅢで求めた固有粘度の関係を表示しています。MHSプロットの傾きは溶液中のコンフォメーションと関連づけることができます。このデータは、分子量の増加に伴い、試料のコンフォメーションが変化していることを示しています。

 

◆タンパク質の正確な流体力学的半径(Rh)の測定

3種のIgGを測定した例を示します。これらのIgGは、分子量が等しいが、SECカラムにおいて溶出時間が異なるという挙動を示します。この現象を解明するために、MALS検出器とViscoStarⅢを用いて、各試料の分子量と流体力学的半径(Rh)を測定しました。

その結果、各溶出時間のズレは、IgG AとIgG Bは、分子サイズの違いによるもの、IgG CはSECカラムとの相互作用によるものということが判明しました。

ViscoStarⅢを用いることで、フローDLS測定よりも正確に流体力学的半径(分子サイズ)を求めることができます。

 

 


仕 様

◆粘度差

感度(検出下限試料)

0.1µg (100kDa ポリスチレンを移動相

THF、1.0mL/mLで測定した場合)*

差圧ノイズ <0.05Pa
差圧範囲 6.9kPa、超過圧に対する保護
ダイナミックレンジ 135,000:1
直線性 フルスケールの0.5%
差圧ドリフト <2.5Pa/hr
キャピラリーブリッジオートバランス 温度、リークフリーメカニズム
試料せん断速度 5000Hz (水中、1mL/minにおいて)

 

◆流体

最大流速 1.5mL/min(水)、3.0mL/min(THF)
溶出遅れオプション 8.1、5.4、2.7mL
最大許容圧力 690kPa
接液部材質

316ステンレス、PTFE、ケイ酸ジルコニウム、

カルレッツ®、インコネル®、26-1ステンレス

 

◆温調

範囲 4℃~70℃
安定性 <0.005℃
室内環境 0℃~40℃、20%~70%RH

 

◆エレクトロニクス

インプット

オートインジェクト接点信号、アラームイン

アナログイン:2種、16bit, -10~+10V

アウトプット オートインジェクト信号の転送、アラームアウト、リサイクルアウト
通信 Ethernet

 

◆サイズ

本体寸法 60cm(L)×36cm(W)×17cm(H)

 

 

※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更される場合があります。