動的光散乱モジュール  Wyatt QELS

動的光散乱モジュール Wyatt QELS

Wyatt QELS

フローでの動的光散乱(DLS)測定を実現!!
1nmからの流体力学的半径;Rhを測定します。

・HPLC、SEC、FFFとの接続が可能
・静的光散乱(SLS)と動的光散乱(DLS)のフロー同時測定の実現
・DAWN HELEOSⅡ、miniDAWN TREOSに内蔵

QELS


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装置概要

Wyatt QELSはDAWN HELEOSII、EOSもしくはminiDAWN TREOSに内蔵される動的光散乱(準弾性光散乱)測定用モジュールです。 DAWN単体による静的光散乱法で測定可能な最小分子サイズ(回転半径:Rg)は10nmです。QELSを追加することで、より小さな分子サイズの測定が可能になります。
QELSは高感度検出器であるアバランシェフォトダイオードー(APD検出器)とデジタルオートコーリレーターを内蔵しており、光ファイバーでDAWNのリードヘッドに接続します。DAWNのフローセル内で散乱した光の散乱強度は光ファイバーを通じてAPD検出器で検出し、自己相関関数を求め、流体力学的半径:Rhを計算します。
DAWN-QELSの組み合わせは静的光散乱と動的光散乱の同時フロー測定を実現します。 DAWN EOS、miniDAWN Tristar用に、外付け型もございます。

フロー

主な仕様

測定サイズ範囲 1-30nm 流体力学的半径(rh)
寸法 DAWNに内蔵
電源 AC100V 50-60Hz

DAWN HELEOSの場合は内蔵型になります。

 

測定原理

希薄溶液中では分子はブラウン運動をしています。
その運動は分子の大きさに依存し、小さな分子は早く、大きな分子はゆっくりと運動しています。従ってブラウン運動をしている分子に光を照射した場合に得られる散乱光は分子サイズに依存した揺らぎを持ちます。この揺らぎの時間依存は以下に定義される散乱強度自己相関関数によって特徴付けられます。

ここでI(t)は時間の関数としての散乱強度、τは減衰時間です。単分散サンプルの自己相関関数は以下の式により拡散係数に関連付けられます。

ここで〈I(t)〉2は平均二乗散乱強度、DTは移動拡散係数、q=(4πn/λ0)sin(θ/2)、nは溶媒の屈折率、λ0は真空でのレーザー波長、θは入射光に対する検出角度です。
相関関数から分子の拡散係数を求めることができます。この時、分子が球形と仮定すればStokes-Einsteinの式より流体力学的半径(rh)を決定できます。

 

kBはボルツマン係数、Tは絶対温度、ηは溶媒の粘度です。

 

測定原理

測定例

BSAのモノマー&ダイマー測定例

BSAのモノマー&ダイマー測定例

牛血清アルブミン(BSA)のSEC-QELS測定例です。 カラムにより分離されたモノマーとダイマーを検出し、同時にそれぞれの流体力学的半径(Rh)を測定しています。


 

 

※仕様およびデザインは改良のため予告なく変更される場合があります。